認知症について
STUDY

認知症の理解

「認知症」とは、「いったん正常に発達した知能(脳)に何らかの原因で記憶・判断力などの障害が起き、日常生活がうまく行えなくなるような病的状態」を言います。
原因としては「アルツハイマー病」や「脳血管障害」によるものが多く、高齢者の方に多く見られますが、単なるもの忘れとは違って、れっきとした脳の病気です。

相談窓口

認知症は、早期診断・早期治療が大切です。早く治療を始めることで、進行を遅らせることができたり、場合によっては症状が改善することがあるからです。
もの忘れが気になってきた、認知症かも、と思ったら、以下の相談窓口へご相談下さい。
また、「介護が辛くてたいへん」といったお悩みもご相談下さい。

医療のこと

早期発見・診断・治療は、認知症においても大切なことです。
認知症は治らないので、病院に行っても仕方がないと考えている人がいます。しかし、他の病気と同じように、認知症の早期発見・診断・治療はとても重要です。

若年性認知症のこと

65歳未満で発症する認知症を「若年性認知症」といいます。若年性認知症の人については、就労や生活費、子どもの教育費等の経済的な問題が大きい等の特徴があり、また、その状態や環境に応じて日常生活支援、就労・社会参加、障害福祉・介護サービス等様々な制度が関わってきます。

茨城県では、関係機関と連携を図りながら、若年性認知症の人と家族等が地域で安心して暮らせるよう、ワンストップの相談窓口として総合的に支援することにより、若年性認知症の特性に配慮した就労継続支援及び社会参加支援等の推進を図ることを目的として、「若年性認知症支援コーディネーター」を配置しています。

市町村の認知症対策

すべての認知症を正しく理解し適切に対応できる環境づくりや、早期発見・早期鑑別診断・早期対応ができる体制づくり、ぎれない医療・介護サービスが受けられる仕組みづくり、認知症の方と家族・介護者等への支援等、様々な対策に取り組んでいます。