いばらき認知症あんしんナビ

サポートを受けるSUPPORT

認知症とともに生きる方への
サポートのご案内

支えがあれば、もっと自分らしく。

認知症になっても、地域には安心して暮らし続けるためのさまざまなサポートがあります。行政の支援制度や地域の取り組みを活用することで、自分らしい生活を続けることができます。

例えば、相談窓口となる「地域包括支援センター」、気軽に集える「認知症カフェ」、見守りや支援を行う「認知症地域支援推進員」など、暮らしを支える制度があります。頼れる支援とつながることで、ご本人もご家族も安心して日々を過ごせます。

つどう・つながる

認知症の方とご家族が“ほっ”とできるつながりの場。

認知症とともに生きる不安や悩みを抱え込んでいませんか。
同じ境遇の人たちが集う場所があります。地域の認知症カフェや認知症についての団体もそのひとつです。不安や悩みを打ち明ける場所を見つけることが、認知症の方やそのご家族の笑顔と安心につながります。

認知症カフェ

認知症カフェとは、もの忘れなどが原因で生活に不安のある人あるいはそのご家族が、どこへ相談したら良いかわからない時期などに、気軽に訪れることができる場所です。

ご本人やその家族・知人、医療やケアの専門職、そして地域の人々が集い出会い、なごやかな雰囲気のもとで交流を楽しみ、認知症のことやその対応などについてお互いの理解を深めることができるカフェのことです。

地域の状況に応じて、様々な主体により実施されています。体操や脳トレ、レクリエーションなどを行ったり、認知症の病気や介護に関する相談ができるカフェもあります。

詳しくは、それぞれの認知症カフェ(又はお住まいの市町村の地域包括支援センター)にお問い合わせください。
このページでは同意の得られた認知症カフェを掲載しています。

【7つの要素】
  1. 要素1:認知症の人が、病気であることを意識せずに過ごせる
  2. 要素2:認知症の人にとって、自分の役割がある
  3. 要素3:認知症の人と家族が社会とつながることができる
  4. 要素4:認知症の人と家族にとって、自分の弱みを知ってもらえていて、かつそれを受入れてもらえる
  5. 要素5:認知症の人と家族が一緒に参加でき、それ以外の人が参加・交流できる
  6. 要素6:どんな人も自分のペースに合わせて参加できる
  7. 要素7:「人」がつながることを可能にするしくみがある
【10の特徴】
  1. 認知症の人とその家族が安心して過ごせる場
  2. 認知症の人とその家族がいつでも気軽に相談できる場
  3. 認知症の人とその家族が自分たちの思いを吐き出せる場
  4. 本人と家族の暮らしのリズム、関係性を崩さずに利用できる場
  5. 認知症の人とその家族の思いや希望が社会に発信される場
  6. 一般住民が認知症の人やその家族と出会う場
  7. 一般の地域住民が認知症のことや認知症ケアについて知る場
  8. 専門職が本人や家族と平面で出会い、本人家族の別の側面を発見する場
  9. 運営スタッフにとって、必要とされていること、やりがいを感じる場
  10. 地域住民にとって「自分が認知症になった時」に安心して利用できる場を知り、相互扶助の輪を形成できる場

※令和6年4月1日現在の情報です。
最新の情報については、お住まいの市町村担当課又は市町村地域包括支援センターへお問い合わせください。

認知症の方やその家族のつどい

あなたのお近くにも、認知症や介護について語り合える場所があります。

茨城県内では、全国に支部をもつ公益社団法人認知症の人と家族の会をはじめとした各種団体、本人ミーティング、家族・介護者交流会など、認知症当事者・ご家族に寄り添う様々な取り組みがあります。
お近くで実施されている「認知症の方やその家族のつどい」をご案内しています。

【各種団体】
公益社団法人認知症の人と家族の会 本部(旧呆け老人を抱える家族の会)
〒602-8222 京都市上京区晴明町811-3 岡部ビル2F
TEL 050-5358-6580/FAX 075-205-5104
公益社団法人認知症の人と家族の会 茨城県支部
〒300-1292 牛久市中央3-15-1 牛久市保健センター隣
電話相談専用:029-828-8099(月曜日〜金曜日 13:00 - 16:00)
認知症の人を介護する家族の会「日立市そよかぜの会」
詳しくはウェブサイトをご覧ください。
レビー小体型認知症サポートネットワーク茨城交流会
介護老人保健施設ナーシングホームかたくり
水戸市河和田町4516-1
TEL 029-255-5222
NPO法人ともに歩む認知症の会・茨城
代表 澁谷 史子
TEL 080-9819-4829
リーフレット(PDF形式)
【本人ミーティングや家族・介護者交流会】

認知症の方やその家族が悩みや本音を話し合える場として「認知症カフェ」があり、このウェブサイト内にも場所や連絡先を掲載しています。
その他、市町村では認知症の本人が認知症の人にやさしいまちや暮らしやすさを話し合う「本人ミーティング」や家族・介護者交流会を実施されていることがあります。

市町村取組状況と問い合わせ窓口をご覧いただけます。

安心して暮らす

認知症のことをみんなで知り、安心して暮らせるサポート。

必要な支援や制度とつながることで、認知症の方もそのご家族も、より安心して自分らしい生活を送ることができます。
認知症の人にやさしい対応や声掛けなどを実施している事業所や、適切な支援との橋渡しをする「認知症地域支援推進員」の設置、行方不明時の早期発見のための取り組み、認知症の方の自立と尊厳を大切にする支援など、地域の中で支援の輪が広がっています。

茨城県認知症の人にやさしい事業所認定事業

茨城県では、認知症の方が、住み慣れた地域で暮らし続けるために、日々の生活を送るうえで必要とする事業所で、「認知症サポーター養成講座」を受講した従業員などが勤務し、認知症の人にやさしい対応や声掛けなどを実施している事業所を認定する「茨城県認知症の人にやさしい事業所認定事業」を推進することにより、安心して事業所を利用していただける環境づくりに取り組むこととしました。

身元不明の認知症高齢者等について

認知症高齢者など行方不明者情報

茨城県では、県内の市町村において保護されている「認知症による身元不明の高齢者」の情報を掲載しております。
また、「認知症高齢者などの見守りネットワーク(SOSネットワーク)」「行方不明の恐れのある方の事前登録制度」などの見守りや早期発見・早期保護のための取り組みを行っています。

自立や尊厳を守る支援

自立した暮らしを支える制度(日常生活自立支援事業・成年後見制度)

判断能力に不安がある方が、安心して生活できるよう支援する制度があります。福祉サービスの利用や金銭管理にお困りの方や、法的な手続きにお困りの方、日常生活にサポートが必要な方へ、適切なサポートをご案内します。