いばらき認知症あんしんナビ

支援・活動ACTIVITIES

認知症を支える社会づくり
自治体や企業の取り組み

支え合いでつくる、
認知症になっても安心な社会。

認知症の方が安心して暮らせる地域には、社会全体の理解と支えが必要です。行政や地域の団体は、相談窓口の設置や支援体制の充実を進めています。

また、認知症にやさしい事業所の認定や啓発活動、企業との連携など、地域ぐるみの取り組みも広がっています。一人ひとりの理解と協力が、安心できる社会づくりにつながります。

茨城県認知症の人にやさしい事業所認定事業

茨城県では、認知症の方が、住み慣れた地域で暮らし続けるために、日々の生活を送るうえで必要とする事業所で、「認知症サポーター養成講座」を受講した従業員などが勤務し、認知症の人にやさしい対応や声掛けなどを実施している事業所を認定する「茨城県認知症の人にやさしい事業所認定事業」を推進することにより、安心して事業所を利用していただける環境づくりに取り組むこととしました。

啓発活動

認知症月間における事業

茨城県では、県民だれもが認知症について正しく理解し、認知症高齢者やその介護家族が安心して暮らすことができる地域づくりを目指しています。

このため、平成18年度より毎年9月を「茨城県認知症を知る月間」として、認知症に対する正しい理解の普及・啓発に関する各種広報活動や研修会などを実施しています。

認知症フォーラムinいばらき

認知症は誰でもなりうることから、認知症への社会の理解を深め、認知症の人やその家族が地域のよい環境で自分らしく暮らし続けられることができる共生社会の実現に向けて、茨城県では、毎年、公益社団法人認知症の人と家族の会茨城県支部との共催により、「認知症フォーラムinいばらき」を開催しております。

企業等との連携について

県では、企業等と目的を共有し、互いの知識やネットワーク等の資源を有効に活用した協働の活動を推進し、地域の活性化及び県民サービスの向上を目的として、「包括連携協定」を締結して、様々な分野で連携を推進しています。

この事業では、企業と県の二者による官民一体となった取り組みにより、県民の皆様に認知症に関する正しい知識を知っていただくことを推進しています。

事業者向け情報/研修

認知症介護等研修について

茨城県では、認知症高齢者に対する介護サービスの充実を図るため、厚生労働省「認知症介護実践者など養成事業実施要綱」(平成18年3月31日付け老発第0331010号厚生労働省老人保健福祉局長通知)基づく各種の研修を以下の通り実施しています。

認知症対応力向上研修

茨城県では、各医療従事者(かかりつけ医・一般病院勤務の医療従事者・歯科医師など・薬剤師・看護職員・病院勤務以外の看護師など)に向けた、認知症対応力向上研修を実施しています。

支援をしたい方向け情報

認知症サポーター養成講座

「認知症を知り地域をつくるキャンペーン」の一環として、「認知症サポーターキャラバン」を展開しています。認知症を正しく理解し、認知症に対する誤解と偏見をなくし、認知症の人やその家族を応援する「認知症サポーター」を養成することで、認知症になっても安心して暮らせるまちを皆でつくることを目指します。

認知症介護アドバイザーについて

茨城県では、認知症介護の専門的知識を持つ方(介護施設職員など)を「茨城県認知症介護アドバイザー」として養成・登録し、市町村などで開催する「認知症サポーター養成講座」の講師や、認知症の人を介護する家族の身近な相談役としてご活躍いただいております。